受給事例

[うつ病]

事例171:ADHD・うつ病で仕事が続かず引きこもりに…障害年金2級・遡及500万円を受給(千葉県八千代市)

T様(30代/千葉県八千代市在住)

T様(30代/千葉県八千代市在住)

T様は幼少期から集中力の持続が難しく、社会人になってからも仕事が続かず、ADHDに加えうつ病を併発。お母さまからの相談を受け、遡及請求を行うことになりました。その結果、障害年金2級と遡及額約500万円の受給が実現しました。

T様(30代/千葉県八千代市在住)

ご依頼の経緯

T様(30代・男性)は、幼少期から忘れ物が多く、授業中にじっと座っていられない、集中が続かないといった特性がありました。周囲との違いを感じながらも学生生活を終え、大学卒業後は一般企業へ就職。しかし、仕事の手順を覚えられない、ケアレスミスが多い、時間を守れないといった課題に直面し、職場に適応できず、数か月で退職。以降、いくつかの職場を転々とするも、どこでも長続きせず、次第に自信を失い、気分の落ち込みや不眠といった症状が強くなっていきました。

心配したご家族の勧めで心療内科を受診したところ、ADHDと併せてうつ病との診断を受けました。現在まで治療を継続しているものの、身の回りのことも家族のサポートに頼っており、就労は困難な状態です。

そんな状況を見かねたお母さまが「せめて経済的な支えができれば」と思い、障害年金の受給を検討。インターネットで検索し、発達障害による障害年金の実績が豊富な当事務所のホームページをご覧になり相談いただきました。

担当社労士のコメント

今回のT様のケースでは、ADHDに加えてうつ病を併発していたため、障害年金においては「どちらの障害で申請するか」ではなく、「両方の症状が日常生活にどう影響しているか」を、具体的かつ丁寧に示す必要がありました。

まず確認したのは、障害認定日時点におけるT様の状況です。この時点でT様はすでに就労が困難で、身の回りのことも家族の支援がなければこなせない状態でした。初診から継続的に通院しており、医療的な証拠が整っていたことから、遡及請求の可能性があると判断しました。

T様ご本人とは直接のやり取りが難しい状況だったため、主にお母さまと連絡を取りながら、障害認定日時点と現在の生活状況について詳細にヒアリング。特に家事や外出の困難さ、金銭管理ができないこと、他者とのコミュニケーションの困難さ、生活リズムの乱れなど、具体的な支障を整理しました。そして、障害認定日と現在では医療機関が異なっていたため、それぞれの医師に対して報告書をまとめ、診断書作成時の参考にしていただきました。

また、病歴・就労状況等申立書についても、診断書との整合性を重視しながら作成し、遡及請求を行いました。

その結果、障害厚生年金2級(年額約100万円)が認定されました。さらに、遡及請求も認められ、遡り分として約500万円の一時金も受給することができ、ご家族にとっても大きな安心材料となりました。

ADHDなどの発達障害の場合、うつ病など他の精神疾患を併発していることがあります。その場合、双方の症状による困難さを明確に示すことで、適切な認定につながります。今回はご家族のご協力もあり、事実を丁寧に積み重ねることで、最善の結果を得ることができました。

お客様からのメッセージ

「息子のことで不安が尽きませんでしたが、障害年金2級と遡及分を受給でき、経済的にとても助かりました。遡ってもらえるとは知らず、専門家に相談して良かったと思いました。更新のときなど今後も相談できる方がいると思うと、心強いです。」

※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。

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