ご依頼の経緯
M様(50代・女性)は長年、家事と育児に追われる生活を送る中で、次第に不眠や食欲不振などの症状が現れ始めました。精神科を受診したところ、うつ病と診断されました。治療を続けても改善せず、現在では家族以外との交流もなく、ほぼ引きこもりの状態です。
将来への不安から障害年金を調べる中で、当事務所の「実績の豊富さ」や「無料で更新時のサポートが受けられる点」に信頼を感じ、ご相談をいただきました。
担当社労士のコメント
M様は、初診から現在に至るまで同じ医療機関に通院しており、かつ、障害認定日(原則として初診日から1年6ヶ月経過した日)時点でも家事や育児がまったくこなせない状態が続いていました。そのため、遡り請求が可能と判断しました。
そこで、障害認定日と現在、それぞれの時点の日常生活状況について、M様に丁寧にヒアリングを行いました。M様は、病状から人と話すことが苦手であったため、対面や電話ではなく、主にメールを使ってやり取りを行いました。こうしてまとめた内容をもとに、医師宛ての報告書を2種類(障害認定日時点用と現在用)作成し、診断書に実情を反映してもらえるよう配慮しました。
また、病歴・就労状況等申立書のなかでも「家事・育児の困難さ」を具体的に記載することに注力しました。たとえば「食事が作れない」「子どもの学校行事に参加できない」など、日常生活の中でどのような支障があったかを明確に伝えるよう工夫しました。
その結果、障害基礎年金2級(年額約100万円)が認定され、加えて5年分の遡及請求も認められました。年金には子の加算もついて、遡及額は約500万円にのぼり、今後の生活に向けた経済的な不安が軽減されました。
お客様からのメッセージ
人と話すのが苦手なので、やり取りはほとんどメールでしたが、私のペースに合わせて丁寧に対応してくださり、とてもありがたかったです。
障害年金2級が決まっただけでなく、過去の分まで認めてもらえて本当にうれしいです。みのり社労士事務所さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。
