ご依頼の経緯
K様(40代・女性)は、高校卒業後まもなく体調を崩し、20歳前から統合失調症の症状が見られていたものの、長年にわたり引きこもりの状態が続いていました。特に20歳から約20年間は国民年金の保険料も未納のままで、「自分は障害年金の対象にはならない」と考えていたそうです。
その後、通院や保険料の免除申請を行うようになり、インターネットで「20歳前傷病であれば保険料要件が問われない」ことを知り、申請(請求)の可能性を感じて当事務所へご相談いただきました。ただし最大の課題は、20歳前の受診を証明できるかどうかでした。通院先の記憶も曖昧な中、「本当に申請できるのか」という不安を抱えた状態でのご相談でした。
担当社労士のコメント
今回のポイントは、「20歳前の初診日を証明できるかどうか」です。20歳前傷病であれば保険料納付要件は問われないため、未納期間が長くても受給の可能性があります。
ただし最大のハードルは、何十年も前の受診記録の証明です。医療機関名が曖昧な状態からのスタートでしたが、ご本人の記憶を丁寧に整理し、通院していた可能性のあるクリニックを特定しました。
幸運にも、30年以上前のカルテが保管されており、初診日の証明をすることができました。さらに20歳時点のカルテも確認できたことで、遡及請求まで実現しました。
結果、障害基礎年金2級が認められ、年額83万円の支給が決定。さらに遡及も認められ、約400万円の支給を受けることができました。
お客様からのメッセージ
どうせ無理だろうと諦め半分で相談しましたが、とても丁寧に話を聞いていただき、自分でも忘れていたような昔の記憶まで一緒に整理してもらえたことが印象に残っています。実際にカルテが見つかって、遡って年金が受け取れると知ったときは、これまでの不安が一気に軽くなった気がしました。
もし相談していなければ、「どうせ無理」と思い込んだまま何も変わらなかったと思います。同じように悩んでいる方には、一度専門家に相談してみることをおすすめしたいです。
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