ご依頼の経緯
T様(30代・男性)は、うつ病を抱えながら、パートタイム勤務を続けておられました。もともとはフルタイムで働きたいという強い意欲をお持ちでしたが、体調の波や集中力の問題、人間関係のストレスなどから長時間の勤務が難しく、やむを得ずパート勤務を選択されていたとのことです。
ところが、次第にそのパート勤務ですら継続が困難となり、ついには休職に入ることに。収入は大きく減り、現状に強い不安を感じるようになったといいます。
障害年金の存在は以前から知っていたものの、「働いたことがある自分がもらえるのか分からない」と感じて手を出せずにいたそうですが、ネットで当事務所の情報を見つけ、ご相談いただきました。
担当社労士のコメント
T様は、これまでパートタイムで働いていたため、「本当に申請できるのか」と不安を感じておられました。しかし私たちは、働けていたことよりも「なぜ働けなくなったのか」という点に注目して、丁寧に状況を整理していきました。
まず、T様がどのような仕事をしていたのか、職場での様子や体調の変化、仕事が続けられなくなった理由などを、時系列で細かくヒアリングしました。特に、職場でどんな配慮があったのか、それでもなぜ休職せざるを得なかったのかを具体的にお伺いしました。
それをもとに、「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。ご本人の感じている不安や困りごとが伝わるよう文章を作成しました。
また、診断書の作成をお願いする際には、T様の生活の様子や困っている点をまとめた資料をお渡しし、医師にもできるだけ具体的に書いていただけるようにしました。
その結果、障害基礎年金2級(年額約83万円)の認定を受けることができました。「働きたいのに働けない」という思いを抱えている方にとって、障害年金は大きな支えになります。迷っている方は、まずは一度ご相談いただければと思います。
お客様からのメッセージ
「障害年金の受給が決まったときは、本当にほっとしました。少しだけでも安心できる材料があることで、前向きな気持ちになれました。いつも丁寧に話を聞いてもらえて、『大丈夫ですよ』と言っていただけたのが、とても心強かったです。」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。