受給事例

[発達障害]

事例139:息子の将来が不安…家族の思いを丁寧に言語化し、20歳から障害年金2級の受給が決定(千葉県いすみ市)

N様(20代/千葉県いすみ市在住)

N様(20代/千葉県いすみ市在住)

自閉スペクトラム症と診断されているN様は、成人後も就労が難しく、B型就労支援施設に通所していました。息子の将来を案じたご両親が、障害年金の申請を検討。本人とのコミュニケーションが難しい状況の中で、ご家族の話を丁寧に引き出し、主治医への情報提供書も作成。無事に、20歳から障害基礎年金2級の受給が開始されました。

N様(20代/千葉県いすみ市在住)

ご依頼の経緯

N様(20代・男性)は自閉スペクトラム症の診断を受け、特別支援学校を卒業後はB型就労支援施設に通所していました。家庭内では、ご両親が日常生活の多くをサポートしている状態であり、対人コミュニケーションや新しい環境への適応が極めて困難な様子が見られていました。

成人を迎えたことで、「この先の生活をどう支えていくか」「経済的にどのように備えるべきか」という不安がご両親の中で強まり、障害年金の申請(請求)を検討されるようになりました。ご本人とのコミュニケーションが難しいことから、親御さんが主体となって情報収集を進める中で、インターネット検索を通じて当事務所の存在を知り、ご相談に至りました。

担当社労士のコメント

N様のケースでは、ご本人との直接的なやり取りが難しいため、ご両親から詳細な聞き取りを実施しました。特別支援学校で作成されていた個別の支援計画や、家庭内での日々の援助内容、困りごとの具体的なエピソードなどを丁寧に整理し、「どのような場面で、どのような支援が必要なのか」「対人関係でどれだけストレスや混乱があるか」といった点を掘り下げていきました。

また、主治医に診断書を依頼する際には、「生活上の困難」を端的にまとめた情報提供書を添付。医師の診察時間は限られているため、的確に必要な情報を届けることが、質の高い診断書の作成につながります。この情報提供書では、具体的な行動や場面、支援の必要性などを列挙し、医師が「日常生活能力の判定」を行いやすいよう配慮しました。

さらに、申立書の作成においては、「親の視点で語る」ことと「制度上必要な情報を盛り込む」ことのバランスを意識しました。感情的な訴えだけでは説得力に欠けますし、逆に形式的すぎても生活のリアルさが伝わりません。ご両親の思いと事実を丁寧に組み合わせ、説得力のある書面に仕上げました。

結果、無事に障害基礎年金2級(年額約83万円)が認定され、20歳の誕生日の時点から受給が開始されました。ご両親にとっては「これから先の生活設計に安心材料ができた」とのお言葉もいただき、専門家として非常にやりがいを感じる支援となりました。

このように、精神障害や発達障害のケースでは、ご本人と話せないことを前提に、家族からの情報収集と主治医への適切な橋渡しが非常に重要です。書類作成だけでなく、申請全体の流れを見通してサポートすることで、確実な受給につなげることが可能になります。

お客様からのメッセージ

「息子が成人を迎えたことで、これからの生活をどう支えていくか、本当に不安でいっぱいでした。一番ありがたかったのは『私たちの言葉にならない不安や状況を、きちんと“伝わる形”にまとめてくれたこと』です。主治医に提出する資料も、自宅での様子や困りごとが簡潔に整理されていて、それがあったからこそ、納得のいく診断書を書いていただけたのだと思います。今後、同じような悩みを持つご家族には、ぜひ相談されることをおすすめしたいです。」

※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。

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