ご依頼の経緯
E様(40代・男性)は20代の頃からメンタルの不調を感じ始め、うつ病と診断されました。入退院を繰り返しながらも、数年前に当事務所のサポートを受けて障害基礎年金2級の認定を受け、日々の生活を支える一助となっていました。
更新時期は約3年後。その間も抑うつ状態が続き、仕事への復帰は難しい状況が続いていました。そのような中、受給更新のタイミングを控え、「主治医が退職してしまい、転院せざるを得なかった」とのご相談がありました。
医師が変わることで、前回の診断書との継続性や内容の差異が出ることがあり、実際の症状よりも軽く見られてしまうと、等級が下がったり支給が止まってしまうリスクがあります。E様もその点を大きく懸念されており、「更新が無事にできるのか心配」と不安を抱え、ご相談のお電話をいただきました。
担当社労士のコメント
障害年金を受給している方の多くは、基本的に「更新」の手続きが必要です。精神疾患の場合、症状が目に見えにくく、診断書の内容や日常生活に関する記載がそのまま支給の可否に直結します。そのため、今回のE様のように、更新直前に主治医が変わるケースでは、特に注意が必要です。
なぜなら、新しい主治医は過去の経緯や日々の生活状況を十分に把握できていない場合が多く、その結果、診断書の内容が実態よりも軽く記載されてしまうリスクがあるからです。
当事務所では、申請(請求)手続きをご依頼いただいたお客様に対し、更新時のサポート体制として「無料プラン」と「有料プラン」の2種類をご用意しています。無料プランでは、作成済みの診断書についてアドバイスを行い、ご自身での手続きをベースとしたサポート内容となっています。一方、有料プランでは、診断書取得のためのヒアリング、医師への参考資料の作成、年金事務所への提出代行までを包括的に行います。
E様は、今回の更新にあたり、主治医の変更という不安材料があったため、より手厚い支援が受けられる「有料プラン」を選択されました。
当事務所では、E様に丁寧なヒアリングを行い、日常生活の様子、症状の経過などを具体的に伺いました。そして、これらの内容をまとめ「医師への参考資料」を作成。この資料をE様から主治医へお渡しいただきました。
その結果、実際の状態をしっかり反映した診断書が作成され、無事、障害基礎年金2級の継続受給が決定しました。
障害年金の更新手続きは、支給を継続するために欠かせない重要な手続きです。特に医師が変わるなど、状況に変化がある場合は、慎重な準備が必要です。更新サポートをご希望のお客様は、お気軽にご相談ください。
お客様からのメッセージ
「更新の時期が近づくにつれて、年金が継続できるのかと、不安でたまらない日々が続いていました。前回の申請時にみのり社労士事務所さんにお願いして、とても丁寧に対応していただいたので、今回も迷わず相談させていただきました。
おかげさまで、これまで通り年金を継続でき、本当に安心しています。今後も相談できる社労士さんがいると思うと、とても心強いです。次回の更新のときも、またお願いしたいと思っています。」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。