障害年金って、実際にはいくらくらいもらえるんですか?
相談者
一番気になるところですよね。ただ、障害年金は全員が同じ金額ではありません。
社会保険労務士
梅川 貴弘
そうなんですか?等級が同じなら金額も同じだと思っていました。
相談者
実は、初診日に加入していた年金制度や障害等級、家族構成などによって金額は変わります。順番に見ていきましょう。
社会保険労務士
梅川 貴弘
障害年金1級・2級・3級の金額(2026年度)

国の公的年金制度は2階建てになっていて、1階部分が「基礎年金」、2階部分が「厚生年金」となっています。
障害年金の金額は障害等級や年金の種類(障害基礎年金・障害厚生年金)によって異なります。それでは、障害年金の種類と、等級ごとの具体的な支給額について解説します。
障害年金の種類と支給対象
障害年金は障害基礎年金と障害厚生年金の2種類があり、初診日(※)に加入していた年金制度によって支給される障害年金が異なります。
- 障害基礎年金
- 初診日に加入していた年金制度が「国民年金」の方
- 障害厚生年金
- 初診日に加入していた年金制度が「厚生年金」の方
障害の原因となった病気やけがについて、初めて医師等の診療を受けた日のこと。
障害基礎年金1級・2級の金額
障害基礎年金は、1級・2級があり、年金額は障害等級ごとに定額です。
なお、障害基礎年金1級の金額は2級の1.25倍となります。
- 1級
- 1,059,125円(月額 88,260円)+ 子の加算(※1)
- 2級
- 847,300円(月額 70,608円)+ 子の加算(※1)
※上記は昭和31年4月2日以後生まれの方の金額です。
※1 対象者がいる場合は、子の加算が支給されます。
子の加算
障害基礎年金の受給者によって生計を維持されている子どもがいる場合には、「子の加算」が上乗せされます。
対象となるのは、以下の子どもです。
- 18歳到達年度の3月末までの子
- 20歳未満で障害等級1級・2級の障害の状態にある子
加算は、自動で反映されるわけではなく、障害年金の申請(請求)時に子どもの情報を申告する必要があります。
- 第1子・第2子
- 1人につき 243,800円(月額 約20,316円)
- 第3子以降
- 1人につき 81,300円(月額 約6,775円)
障害年金を受給中に、子どもが生まれたり、18歳到達年度末に達したりしたときは、その翌月分から加算の有無や加算額が変わります。子どもが生まれた場合は、年金事務所への届け出が必要となるため、忘れずに手続きしましょう。
障害年金業務責任者
綾部真美子
障害厚生年金1級・2級・3級の金額
障害厚生年金は、1級・2級・3級があり、厚生年金の加入期間や支払った保険料によって人それぞれ異なる報酬比例の年金額になります。
障害等級が3級の場合は、障害厚生年金だけが支給され、障害等級が1級、2級の場合は、障害基礎年金も支給されます。
- 1級
- 報酬比例の年金額 ×1.25 + 配偶者の加給年金(※2)+ 障害基礎年金1級
- 2級
- 報酬比例の年金額 + 配偶者の加給年金(※2) + 障害基礎年金2級
- 3級
- 報酬比例の年金額(最低保証額635,500円)
※上記は昭和31年4月2日以後生まれの方の金額です。
※2 対象者がいる場合は、配偶者の加給年金が支給されます。
配偶者の加給年金(障害厚生年金1級・2級のみ)
障害厚生年金1級又は2級の受給権者によって生計を維持されている65歳未満の配偶者がいる場合には、配偶者の加算が上乗せされます。
- 配偶者の加給年金額
- 243,800円(月額 約20,316円)
なお、障害厚生年金3級の受給権者には配偶者の加給年金はありません。
障害年金を受給中に結婚し、配偶者が加給年金の対象となる場合は、その翌月分から加算が発生します。年金事務所への届け出が必要ですので、忘れずに手続きを行いましょう。
障害年金業務責任者
綾部真美子
障害年金の支給額は、等級や扶養家族の有無、加入していた年金制度などにより大きく異なります。詳しい金額し族の有無、加入していた年金制度などにより大きく異なります。
以下の記事では、金額シミュレーションや実際の振込日なども記載しています。合わせてご覧ください。
