ご依頼の経緯
S様(30代・女性)は、小学生の頃から体調不良を自覚し、高校生の頃には不潔恐怖や施錠確認などの強迫行為が現れるようになりました。異変に気付いたご両親が受診を勧め、高校生の時に強迫性障害と診断されました。
その後もメンタルの不調は続き、仕事に就いても短期間で離職を繰り返す日々が続きました。より良い治療を求め、転院回数は10回を超えていました。現在は双極性感情障害と診断され、治療を継続しながら休職中の状態です。
障害年金の存在をSNSで知り、自身で情報収集を行いましたが、申請(請求)手続きの難しさに不安を感じ、専門家に相談することを決意。そこで当事務所にご依頼いただきました。
担当社労士のコメント
S様のケースでは、20歳前の初診日を証明することが大きな課題でした。最初に受診していた病院では「受診状況等証明書」が取得できず、初診日の証明が困難な状況でした。しかし、2番目に受診した病院で取得した証明書に、初診の医療機関に関する記載があったため、それを根拠として初診日が認められました。
また、S様は気分の変動が大きく、行動に一貫性がないため、職場や医療機関を転々とし、安定した生活を送れない状況にありました。この点を詳細に申請書類に記載し、S様の実態を正確に伝えることを意識しました。
こうした対応の結果、20歳前の初診日が認められ、障害基礎年金2級(年額約80万円)の受給が決定しました。
お客様からのメッセージ
「受給が決まるまで不安でいっぱいでしたが、その都度些細な質問にも答えてくださり、とても助かりました。転院を繰り返していたので初診日の証明が難しいと聞いていたのですが、無事に認められてホッとしています。更新サポートもお願いできるので、今後も安心して生活していけそうです。」