ご依頼の経緯
K様(20代・男性)は幼少期の頃から、集団生活にうまく馴染めないという課題を抱えていました。学校生活では、遅刻や欠席が多く、授業中に集中できず居眠りをしてしまうことや、席を離れてしまうといった様子が見られていました。
また、周囲とのコミュニケーションもうまくいかず、人間関係のトラブルが原因で停学処分を受けた経験もあり、安定した学校生活を送ることが難しい状況でした。日常生活においても、ご家族の支援を受けながら生活されていました。
その後、医療機関を受診し、うつ病および注意欠如多動症(ADHD)の診断を受けました。生活や就労に不安を感じる中で、医師から障害年金の制度について説明を受け、「専門家に相談した方がよい」と勧められたことがきっかけで、当事務所へお問い合わせいただきました。
担当社労士のコメント
今回のケースで重要だったのは、「幼少期からの発達特性をどれだけ具体的に、かつ一貫性を持って伝えられるか」という点です。
発達障害の場合、現在の症状だけでなく、子どもの頃から継続している特性や困難さが重要な判断材料となります。しかし、ご本人にとっては当たり前だった出来事も多く、どのエピソードをどのように伝えればよいのか分からないケースが少なくありません。
そこで今回は、幼少期から現在に至るまでの生活状況について丁寧にヒアリングを行い、学校生活での具体的な出来事や行動パターンを一つひとつ整理しました。遅刻や欠席の多さ、授業中の行動、人間関係のトラブルなど、第三者が見ても状況がイメージできるような形で書類に落とし込みました。
障害年金の審査では、「どの程度日常生活に支障があるのか」が重視されます。そのため、抽象的な言葉ではなく、具体的なエピソードを積み重ねることが評価につながります。また、幼少期から現在までの流れに一貫性を持たせることで、障害の継続性を明確に示すことができます。
今回もこうした点を意識して書類を作成したことで、日常生活や社会生活の困難さが適切に評価され、障害基礎年金2級(年額約83万円)の受給決定につながりました。
お客様からのメッセージ
もし自分一人で進めていたら、途中で諦めていたと思います。結果的に受給が決まり、本当に依頼してよかったと感じています。
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