ご依頼の経緯
T様（30代・女性）は、幼少期から周囲になじめず、学生時代にはいじめを経験。就職後も仕事の覚えが悪い、作業が遅いなどの理由で叱責を受け続け、生きづらさを感じていました。その後、自閉症スペクトラム障害と注意欠如多動性障害の診断を受け、障害者雇用での就労を開始。職場で配慮を受けながら働いていましたが、対人関係に恐怖感が強く、夫以外との交流はほとんどありませんでした。生活の多くを夫の援助に頼る中で、障害年金の申請（請求）を希望され、当事務所にご相談いただきました。
担当社労士のコメント
T様のケースでは、職場での配慮や日常生活の状況を正確に伝えることが重要でした。T様ご本人からのヒアリングだけでなく、ご主人にも詳細を伺い、職場での具体的な配慮や、帰宅後の様子などを資料にまとめました。これにより、日常生活や就労における支障の実態を申請書類に反映し、障害基礎年金2級の受給につなげることができました。障害年金の申請は、客観的な情報をどれだけ具体的に伝えられるかがカギとなります。ご主人の協力を得ながら、T様の状況を丁寧に掘り下げられたことが、今回の受給につながったと感じています。
お客様からのメッセージ
「自分ではうまく伝えられない部分が多かったので、主人からも話を聞いてくださったのがとても助かりました。また、職場での状況や日常生活のことまで丁寧に整理していただけたおかげで、安心してお任せできました。障害年金を受給できるようになったことで、これからの生活に少し余裕ができ、心の負担も軽くなった気がします。」
