ご依頼の経緯
E様(20代・女性)は中学生の頃から学校に馴染めず、不登校や食欲不振といった症状が見られるようになりました。母親に連れられて精神科を受診し、双極性障害との診断を受けます。その後も気分の波が大きく、拒食と過食を繰り返すなど安定した生活は困難でした。
社会人となってからも職場に順応できず転職を繰り返し、結婚生活もうまくいかず離婚を経験。うつ症状が悪化し、入院を余儀なくされるなど、日常生活に多大な支障をきたす状態となりました。
障害年金の申請(請求)を検討し、年金事務所に相談しようとしたものの、予約が取りづらいことに加え、うつ状態での外出が極めて困難だったため、相談自体を断念。その後、TikTokで当事務所の存在を知り、お母様とともにご相談いただきました。
担当社労士のコメント
うつ症状が強く、対人でのコミュニケーションが難しいというE様の状態を踏まえ、やり取りは主にお母様を通じて行い、日常生活のヒアリングもすべてメール中心で進めました。E様はうつ状態のときにはほとんどをベッドで横になって過ごされており、日常生活の多くの場面でお母様のサポートが不可欠な状態でした。
また、双極性障害の「そう状態」の影響にも着目する必要がありました。E様の場合、そう状態になると、浪費が激しくなったり、衝動的な行動がみられるなど、生活に重大な影響を及ぼすことが確認できました。これらのエピソードも含め、医師宛の報告書に反映し、診断書に的確に記載していただくよう配慮しました。
病歴・就労状況等申立書とも整合を取りながら、症状の波とその生活への具体的な影響を伝えることに注力しました。
申請の結果、障害基礎年金2級(年額約83万円)が認定されました。
お客様からのメッセージ
「対人関係がとても苦痛なので、メールでやり取りしてもらえて本当に助かりました。自分で手続きをするよりも負担が少なく、しかも早く申請が進んでありがたかったです。」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。