ご依頼の経緯
E様(50代・女性)は、10年ほど前に交際相手とのトラブルをきっかけに精神的に不安定となり、現在はうつ病と診断されています。経済的な事情からパート勤務をされていますが、体調不良のため週3日の契約にもかかわらず出勤困難な状況が続いています。日々の生活は困難を極め、自分では年金の手続きを進めることができないと感じて、当事務所へご相談くださいました。
担当社労士のコメント
ご相談時、E様は「現在パートで働いているが、体調が悪くてほとんど行けていない」とお話しくださいました。障害年金の申請(請求)にあたっては、たとえ就労していたとしても、その就労実態や職場で受けている配慮の内容が重要な判断材料となります。
E様の場合、勤務時間や日数が極端に少なく、仕事内容も制限された内容であることが分かりました。さらに、職場の配慮により出勤を強制されず、体調優先で就業されていた実態も明らかになりました。こうした情報を丁寧にヒアリングし、診断書作成に先立って医師に提出する参考資料としてまとめました。
また、障害認定日時点では「適応障害」の診断であったため、うつ病による事後重症請求としました。診断書、申立書などの提出書類全体に一貫性をもたせたことで、審査側にE様の実態が正しく伝わり、障害基礎年金2級(年額約83万円)の認定につながりました。
お客様からのメッセージ
「手続きがとても早くて助かりました。障害年金があることで少し安心できたので、障害者雇用での就労を目指してみようと思います。」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。