ご依頼の経緯
A様(60代・女性)は1歳のときに脳炎を発症し、以降けいれん発作が続いていました。小学生の頃にてんかんと診断され、現在に至るまで治療を続けています。しかし、発作の頻度が高く、意識障害を伴う大きな発作も頻発。就労は難しく、家族の支援なしでは日常生活を送ることが困難な状態でした。
障害年金の申請(請求)を考えたものの、初診日が数十年前であるため証明書が取得できるか不安を感じ、自分一人では手続きが難しいと判断。専門家のサポートを受けるため、当事務所へ相談されました。
担当社労士のコメント
A様のケースでは、初診日が数十年前に遡ることが最大の懸念点でした。障害年金の申請では、初診日を証明する書類(受診状況等証明書)が必要ですが、古いカルテは廃棄されていることが多いためです。
幸いにも、A様は初診の病院に2年前まで通院していたため、カルテが保存されており、受診状況等証明書を取得することができました。
また、申請書類の作成においては、てんかん発作の頻度や意識障害の有無、日常生活への支障を詳細に記載し、医師にも正確な情報を診断書に反映していただくよう依頼しました。特に、発作がない間(発作間欠期)についても、精神的に不安定であることを強調し、就労が困難であることを明確に伝える病歴・就労状況等申立書を作成しました。
これらの丁寧な対応の結果、障害基礎年金2級(年額約80万円)の認定を受けることができました。
お客様からのメッセージ
「障害年金の申請はとても複雑で、自分一人では到底できなかったと思います。丁寧にサポートしていただき、無事に年金を受給できることになりました。更新のサポートもあるとのことで、今後も安心してお任せできます。 本当にありがとうございました。」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。