ご依頼の経緯
S様(40代・男性)は長年てんかんの持病を抱えておられましたが、最近は発作の頻度や重さが増し、フルタイムでの就労が困難となり、現在は短時間勤務で収入を補っている状況でした。経済的な不安を感じる中で障害年金の申請(請求)を考え、ご自身でも情報収集を始めたものの、制度の複雑さに戸惑い、正確な手続きの進め方に不安を感じていました。「医師にうまく症状を伝える自信がない」「どこまで詳細に書けばいいのか分からない」といった悩みから、専門家のサポートを求めて当事務所にご相談されました。
担当社労士のコメント
障害年金の審査では、日常生活にどの程度支障が出ているかを、診断書および病歴・就労状況等申立書を通じて、いかに具体的に伝えるかが重要です。S様の場合、短時間就労されている点が審査側に「就労できている=支障なし」と誤認される恐れがありました。
そのため、まずは日常生活上で困っていることを詳細にヒアリングし、「発作の予測不能性による行動制限」「突発的な意識消失による危険性」などを明確に記載した医師向けの参考資料を作成しました。また、現在の就労状況についても丁寧に伺い、労働時間や配慮されている業務内容を具体的に盛り込んだ申立書を作成しました。
これにより、S様の症状の重さと生活への影響を適切に伝えることができ、障害基礎年金2級(年額約83万円)が認定されました。
お客様からのメッセージ
「病状が悪化し、思うように働けず不安な日々が続いていました。申請手続きも大変そうで、自分一人では到底対応できなかったと思います。社労士さんにお願いしたことで、親身に話を聞いてもらえ、医師にも適切に状況が伝わり、無事に障害基礎年金2級の決定をいただけました。今後の生活の見通しが立ち、経済的にも精神的にも本当に助かりました。
」
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。