ご依頼の経緯
K様(40代・男性)はうつ病により、身の回りのことや自発的な行動が難しく、対人交流や外出にも強い負担を感じていました。自宅に引きこもる生活が続く中、障害年金を希望されましたが、ご自身だけで必要書類の準備や医療機関とのやり取りを行うことは困難な状態でした。
また、K様は電話で人と話すことにも強い苦手意識があり、電話連絡そのものが負担になっていました。そこで当事務所とのやり取りは基本的にメールで行い、ご本人のペースで回答できる形で進めることになりました。
担当社労士のコメント
今回のポイントは、K様が診察で十分に伝えられていなかった日常生活の実態を、医師へ正確に伝えることでした。
K様は対人交流への不安や緊張が強く、医師との診察でも病状をうまく説明できていませんでした。診察室では緊張してしまい、本来伝えたかったことを忘れてしまったり、困りごとについて医師から質問されても「大丈夫です」と短く答えてしまったりすることが多くありました。
そこで当事務所では、メールを中心に生活状況を詳しく確認。一人では自発的に行動できないこと、身辺管理が難しいこと、外出や対人交流ができず引きこもっていることなどを整理し、医師への報告書を作成しました。
さらに受診歴を確認したところ、遡及請求ができる可能性がありました。そこで、障害認定日時点に受診していた医療機関に対しても、当時の病状や生活状況を整理した報告書を作成し、診断書作成の参考としていただきました。
精神疾患では、「医師にうまく話せない」ことで、実際の生活状況が診断書に十分反映されないことがあります。 そのため、口頭での説明だけに頼らず、生活上の支障を具体的に整理して医師へ伝えることが重要です。
また、障害年金の手続きそのものが本人にとって大きな負担になってしまっては、申請(請求)を途中で断念することにもつながりかねません。K様については、電話が苦手という事情を踏まえ、メール中心にしてご本人の負担を抑えながら手続きを進めることができました。
その結果、障害基礎年金2級が認められ、さらに5年分の遡及請求も認定されました。
お客様からのメッセージ
うつ病になってから、一人で何かを始めたり、必要な手続きをしたりすることがとても難しくなっていました。メールでのやり取りにも配慮してもらって、とても助かりました。
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。
