ご依頼の経緯
A様(20代・男性)は双極性感情障害を抱えており、20歳になった際に自ら障害年金の手続きを行いました。しかし、そのときは認められず、不支給となってしまいました。その後、症状は明らかに悪化し、日常生活にも大きな支障をきたしていましたが、大学に在学していることがネックとなり、再申請(請求)を躊躇されていました。
「大学に通っている以上、障害年金は認められないのではないか」
「前回不支給だったから、今回もダメなのでは」
このような不安を抱えながらも経済的な支援が必要な状況だったため、SNSで当事務所を知り、相談することを決意されました。
担当社労士のコメント
A様の場合、前回不支給だったという事実があるため、審査のハードルが上がっていることが予想されました。そのため、慎重に手続きを進める必要がありました。
まず、前回提出された書類を確認し、どの部分が認定基準に達していなかったのかを分析しました。そのうえで、現在までの病状の変化や生活状況の詳細な聴き取りを行い、医師に正確な診断書を書いてもらうための報告書を作成しました。
また、大学在学中という点が審査に影響を与える可能性があるため、出席状況や単位の取得状況も確認しました。A様は遅刻や欠席が多く、出席日数が不足していること、単位を落としていること、さらには留年の見込みがあることが分かりました。これらの状況を具体的に診断書へ反映してもらうよう医師に依頼し、客観的な証拠をもとに、A様の生活が障害によって大きな影響を受けていることを証明しました。
このような綿密な準備を経て申請を行った結果、無事に障害基礎年金2級(年額約80万円)の受給が認められました。
お客様からのメッセージ
「前回の不支給の経験があったので、受給できるか不安でいっぱいでした。でも、しっかりとサポートしてもらい、無事に認められて本当に安心しました。」