ご依頼の経緯
K様(30代・女性)は高校3年生の時に双極性障害を発病。その後外出が困難となり、就労経験もないまま自閉生活を続けていました。長年にわたりご家族が援助を続けていましたが、今後の生活を考えたときに障害年金の申請(請求)ができるのではないかと考え、お母様よりご相談をいただきました。
ご家族が代理で受診し、薬を処方してもらうことが多かったため、受診の際には「変わりありません」と簡単に終わってしまうことが多く、主治医には日常生活における支障が十分に伝わっていないご様子でした。
担当社労士のコメント
ご家族とやりとりを行い、日常生活における困りごとを細かくヒアリングしました。長年の援助により、ご家族にとっては当たり前になっていることでも、障害年金の審査では重要な情報となるため、できる限り具体的な質問を行い、支障のある生活状況を明確にしました。
また、ご本人にとってはパニック発作によってもたらされる苦痛が大きかったようですが、パニック発作自体は障害年金の対象とならない病気です。そこで、双極性障害の症状に焦点を当て、どのような日常生活の支障があるのかを整理し、医師に伝わるよう工夫しました。ご家族からのヒアリング内容を基に報告書を作成し、主治医に詳細な診断書を作成していただいた結果、20歳前傷病による障害基礎年金2級(年額約80万円)の受給が決定しました。
お客様からのメッセージ
「日頃の受診の際に伝えきれていない困りごとを、しっかりと医師に伝えてもらえて良かったです。診断書の作成依頼を通じて、本人の状態を今まで以上に医師に伝えられたことで安心しました。メールでのやりとりのみで手続きを進めてもらえたのも助かりました。」