ご依頼の経緯
N様(40代・男性)は発達障害と双極性障害の症状により仕事をすることができず、無職の状態が続いていました。今後の生活にも不安を感じていたところ、主治医から障害年金の申請(請求)を勧められたことをきっかけに、当事務所へご相談いただきました。
N様はうつ症状が長く続いており、自分から何かを始めたり、行動に移したりすることが難しい状態でした。症状が悪化すると寝込んでしまい、自分で起き上がることさえ難しくなることもあり、日常生活ではご家族の支援を受けながら過ごしていました。
また、考えをまとめて言葉にすることや、自分の状態を他者へ説明することにも難しさがありました。そのため、障害年金の申請についても、ご本人だけで医師や当事務所とやり取りしながら手続きを進めることは大きな負担になると考えました。
そこで、当事務所との連絡や手続きに必要なやり取りについては、奥様に窓口になっていただき、ご本人にできるだけ負担をかけない形で申請準備を進めることになりました。
担当社労士のコメント
今回のポイントは、N様ご本人に無理に対応していただくのではなく、奥様に連絡の窓口になっていただきながら手続きを進めたことです。
また、奥様はN様の普段の生活を身近で見ているため、「どのような場面で声をかけているのか」「声をかけなければどうなってしまうのか」「体調が悪い日はどれくらい動けないのか」など、普段の診察だけでは伝わりにくい状況もよく把握されていました。
そこで、奥様から日常生活の様子を詳しくお聞きし、家族の支えがあるからできていることと、N様が一人でもできることを分けて整理しました。
障害年金では、家族と暮らしている場合でも、「家族の声かけや手助けがなかったら、一人でどこまで生活できるのか」という視点が大切です。
たとえば、ご家族が毎日声をかけていることで食事や身の回りのことができている場合、それを単純に「自分でできている」と考えると、実際の生活状況とは違ってしまいます。
N様についても、奥様から普段の様子を詳しく聞くことで、ご本人だけへの聞き取りでは分かりにくかった生活上の困りごとや、必要としている支援を具体的に整理することができました。
その内容をもとに医師への報告書を作成し、診断書を依頼しました。また、これまでの病気の経過や生活状況についても整理し、病歴・就労状況等申立書を作成しました。
申請の結果、障害基礎年金2級に認定されました。
お客様からのメッセージ
奥様より:本人だけで手続きを進めるのは難しかったため、私が代わりにやり取りできたことがとても助かりました。
普段は家族が自然に手伝っているため、本人にどのような支援が必要なのか、自分たちではうまく整理できていなかったと思います。その部分をうまく資料にまとめてもらえたので安心してお任せできました。今後の更新についても相談できるので安心です。
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。
