ご依頼の経緯
R様(30代・男性)は大学生の頃、教授から厳しい指導を受けたことをきっかけに精神的な不調が現れ、精神科を受診しました。症状により通学が難しくなって一時休学し、復学後も学校側の特別な配慮を受けながら、どうにか卒業しました。
その後も治療を続けていましたが、自傷行為を繰り返し、入院したこともありました。現在も自宅中心の生活で、家族以外との交流はほとんどなく、身の回りのこともご家族に頼っている状態です。
就労も難しい状況が続く中、主治医から障害年金を勧められ、当事務所へご相談いただきました。
担当社労士のコメント
今回のポイントは、「大学卒業」という結果だけでは分からない、実際の学生生活を具体的に整理したことです。
R様は障害認定日時点、精神症状のため大学を休学し、実家で療養していました。日常生活でもご家族の支援を必要としていたことから、当時の状態まで遡って申請(請求)できる可能性があると判断しました。
一方、その後R様は大学を卒業されています。「大学を卒業できた」という事実だけを見ると、症状が改善し、学生生活を問題なく送れるようになったと受け取られる可能性があります。
しかし、実際には復学後も通常どおり通学できていたわけではありません。学校側から特別な配慮を受け、自宅で授業のレポートや卒業論文を作成するなど、周囲の支援があって、どうにか卒業までたどり着いていました。
障害年金では、「大学卒業」という結果だけでなく、その生活を続けるために、どのような配慮や支援を必要としていたのかを伝えることが大切です。
そこで、休学中の療養生活やご家族から受けていた支援、復学後に学校から受けていた特別な配慮などを時系列で整理し、病歴・就労状況等申立書に反映しました。
その結果、遡及請求が認められ、5年分の遡及受給と障害基礎年金2級が決定しました。
お客様からのメッセージ
大学を卒業しているので、まさか過去にさかのぼって受給できるとは思っていませんでした。
仕事ができない状態が続き、これから先どうなるのか分からず、不安でいっぱいでした。障害年金が認められたことで、少しだけ希望が見えたように感じています。
今は焦らず治療を続けていきたいと思います。みのり社労士事務所さんにお願いして本当によかったです。
※プライバシー保護のため、一部内容を変更・加工して掲載しています。
